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年間順位
1位 Black Sabbath
2位 Paul McCartney
3位 The Beatles
4位 Ozzy Osbourne
5位 YES
6位 Van Halen
7位 Blue Murder
8位 Saigon Kick
9位 Iron Maiden
10位 Deep Purple
11位 Thin Lizzy
12位 John Lennon
13位 AC/DC
14位 Kansas
15位 Eric Clapton
16位 Yngwie Malmsteen
17位 Vandenberg
18位 Mr.Big
19位 Coverdale Page
20位 Anthrax
21位 Miles Davis
22位 Wings
23位 Northern World
24位 Aerosmith
25位 Motley Crue
26位 George Harrison
27位 Metallica
28位 Rolling Stones
29位 Eagles
30位 Dream Theater
31位 Red Hot Chillipeppers
32位 Grand Funk Railroad
33位 Extreme
34位 Jeff Beck
35位 Rainbow
36位 Steve Vai
37位 KISS
38位 M.S.G.
39位 Red Warriours
40位 Bon Jovi
40位 アリス
総合順位
順位 前年 項目
1位 1 The Beatles
2位 2 John Lennon
3位 4 Rolling Stones
4位 3 A.R.B.
5位 5 Whitesnake
6位 8 Paul McCartney
7位 10 Deep Purple
8位 9 Metallica
9位 7 KISS
10位 6 Helloween
11位 14 Ozzy Osbourne
12位 15 Eric Clapton
13位 16 Kansas
14位 17 Yngwie Malmsteen
15位 11 Led Zeppelin
16位 12 Godiego
17位 13 オフ・コース
17位 22 Black Sabbath
19位 19 Bon Jovi
20位 26 Wings
21位 29 Vandenberg
22位 35 Blue Murder
23位 33 Mr.Big
24位 26 Red Warriours
25位 33 Motley Crue
26位 18 Europe
27位 20 R.V.Beethoven
28位 21 さだ まさし
29位 23 J.S.Bach
30位 24 Elton John
31位 46 Iron Maiden
32位 25 アルフィー
33位 28 Badlands
34位 30 Cream
35位 31 Gary Moore
36位 32 Asia
37位 52 Aerosmith
38位 49 Rainbow
38位 50 Extreme
38位 51 Red Hot Chillipeppers
 再結成RATIUGで活発に活動をしたこの年。40位まで拡大し、総合順位では長らく蓄積されたポイントにより大きな変動が起こった。初期に賑わしていた顔ぶれはすっかり駆逐されてしまった感がある。
 Black Sabbathは2年連続首位のようなものである。オドロオドロしい曲調ではなく、ジャムの要素を取り入れやすい部分や、シンプルなリフ、ブルージーな部分、個人で発展可能な曲の隙間が多いこと、それでいてヘヴィなところを気に入ったのだ。3年ぶりの来日を果たしたPaul McCartneyやその影響で上昇したBeatlesを差し押さえてのトップは凄い。
 Ozzy Osbourneは、完全にSabbathとは別ととらえているが、以前はJake E.Leeによるところが大きかったが、この頃はZakk Wyldeのギター・プレイの影響がほとんどである。シンプルな音使いながら現代的なカッコ良さを備えていることは、複雑さばかり追って来た者には新鮮だ。Sabbathを好むのと同じ理由がここにはある。
 13位のAC/DCも似た理由で急激に好きになった。こちらは現代的という感じではないが、ズ太い音だけで迫力満点だ。初期のKISSにも同じことが言える。
 このように、この頃からシンプルでいながらキラッと光るようなセンスを感じさせるバンドや曲を好むようになっていく。テクニック至上主義や複雑さを追い求めるようなことはなく、センスと芯の強さを持ちミュージシャンシップの高い者が作り出した本物の音楽に興味の対象は移ったということだ。
 それから19位のCoverdale Pageは、リアルタイムでLed Zeppelinを体験していない者にとって非常に興味深いものだった。Zep解散後長らくZeppelin風を避けていたJimmy Pageが、久しぶりにその手法を取り入れ全盛期に近いプレイをした。このライブに行かなかったのは一生の不覚であった。